高血圧

高血圧と睡眠時無呼吸症候群の関係②

高血圧と睡眠時無呼吸症候群(SAS)を合併していると、何か困ったことになるんでしょうか?

脳卒中や心筋梗塞等のリスクが高まります。

高血圧とSASを合併すると、脳卒中等の脳血管疾患や心筋梗塞等の心血管疾患の発症リスクが高まるおそれがあります。
通常、健康な人では夜間の睡眠中は、昼間に比べて血圧が低くなるのですが、SASの患者さんは夜になっても血圧が下がらなかったり、逆に昼間より高くなることがあります。

夜間の血圧が昼間に比べて高くなった場合、他の高血圧患者と比べて脳卒中心筋梗塞狭心症のリスクが上昇することが報告されているため、高血圧とSASを合併している可能性がある人は要注意です。

高血圧の治療をすればSASがあっても脳卒中や心筋梗塞は防げますか?

SASにかかっていると、薬を飲んでも血圧が下がらなかったり、早朝や夜間の血圧が上がる可能性があります。

高血圧の治療をきちんと行うことは非常に大切ですが、油断は禁物です。
高血圧の薬を服用していても、血圧が下がらない患者さんの80%がSASという報告があります。
また薬の効果で昼間の血圧が正常に近づいても、SASが原因で早朝や夜間の血圧が上がっている場合もあります。
早朝や夜間の血圧が高い人は、心血管疾患や脳卒中のリスクや死亡リスクが高くなると報告されています。
高血圧をしっかり治療し、脳卒中や心筋梗塞等のリスクを減らすために、SASの治療も行う必要があるのです。