インフルエンザは、飛沫感染と接触感染が主な感染ルートのため、手洗いやマスクは有効です。
基本しっかり泡立てた石鹸で30秒ほどかけて手を洗ってください。
タオルは家族であっても共有しないで、各自に用意してください。使い捨てできるペーパータオルもおすすめです。
マスクも正しく装着していれば効果的なのですが、間違っていると予防効果は薄れてしまいます。

①ワクチン
ワクチンを接種したからといって100%かからないというわけではありませんが、特に高齢者では重症化を防ぐためにも予防接種は大切です。
ただし、ワクチンの効果は5ヶ月程度しか持続しません。毎年、流行シーズンの前には接種するようにしましょう。

②手洗い
流水・石鹸による手洗いは、手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。
インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。
インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒でも効果が高いですから、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。

③マスクの着用
インフルエンザウィルスは0.1マイクロととても微小です。マスクが顔のサイズに合っていないとすき間ができて、ウィルスが侵入しやすくなるので、きちんとフィットするサイズを選んでください。
上辺のワイヤーを鼻にぴったりとフィットさせ、次にワイヤー部を指で抑えたままヒモを両耳にかけ、マスクのヒダを広げてアゴの下まで覆います。四辺すべてが肌に密着するように調整し、すき間ができないように着用してください。
長時間使用したり、一度外したマスクを再び使ったりする事は避けましょう。汚染されたマスクを着用することになり、接触感染のリスクも高まるので、長時間の使用や再使用は避けてください。

④うがい
水うがいに関しては、ここ数年で『インフルエンザウィルスに効果的ではない』とされました。
インフルエンザウィルスは早期に気道内に侵入するため、20~30分置きにうがいできる環境でない限り、意味をなさないというのが理由です。